![]() | かもめ食堂 (2006/01) 群 ようこ 商品詳細を見る |
「フィンランドのかもめはどことなく、のびのびとふてぶてしく、
またひょっこりしていた。このひょっこり具合が、
自分と似ているような気がしてきた。」
主人公のサチエさんが、開業する食堂の名前を思いつくシーンです
群ようこさんの文章は、表現がかわいい。。
フィンランドのエテラ港のかもめの様子はすごくラブリーです
「足元を歩くころっころのかもめ」
「くりっとした目をぱちぱちっとさせた」
荻上直子監督の映画のために書き下ろしたこの小説
DVDを観て、もっと登場人物のコトが知りたくなって
読み進めました。
映画で気になってた部分の意味がわかるところもあれば
小説独自の世界観もあって、、どちらも楽しめます☆
意を決して
またははからずも
そしてようやく
それぞれの人生の目標やインターバルとして
フィンランドの街にやってきた三人
サチエさん、ミドリさん、マサコさん
年代は30代、40代、50代とバラバラ
この人たちは、決して大きな期待を抱いて
フィンランドにきたわけではありません
(「期待」というのは、受動的な、相手任せな「期待」)
やってみたいコトがあって、知りたいコトがあって
自分の責任で、渡欧してきた人たち
「どこに住んでいても、どこにいてもその人次第なんですよ。
その人がどうするかが問題なんです。」
地元の人たちとの交流や、お互いの協力の中から
三人の女性たちは、それぞれの解答を得ていきます
ヘルシンキの港の風が感じられる
心地の良い、あたたかい一冊でした




